2005年03月24日

習慣性脱臼D

手術をして、不安を要素を取り除いて、シーズンに入る準備は出来た。
しかし、新たな脱臼と巡り合ってしまう・・・肩鎖関節脱臼(けんさかんせつ)である。

今までの脱臼とは違い、腕と肩の骨をつなぐ関節に大きな力がかかって、その関節をつないでいる靭帯が切れて、「腕の骨」が離れて肩の骨が浮いてしまうのです。通常の治療だと肩と腕を1ヶ月くらい固定して、ひどい場合は、1、2ヶ月入院して手術をしてボルトで骨を固定し、つながったら、また入院してボルトを取り出すそうです。

しかし、手術をしリハビリに耐えたばかりの俺には、その選択肢を選ぶ気はありませんでした。無理やり乗り切ろうと・・・

でも、この時の脱臼が一番辛かった。骨が浮いてるって事は、ずっと脱臼した状態なので、ゲートには絶対に当たれませんし。万が一当たってしまえば、「もう滑りたくない」と涙が出るくらい痛かった。固定して、中の炎症が治まってこない限り、骨は元の位置に下がっていかないし、運動を続けている分炎症は治まらない。

もちろん、ゲートに当たらないなどの意識していると、滑りは腐ってるし、ストックで漕ぐことも十分に出来ない、またしても不安ばかりのスキーになってしまった。

それでも、シーズンは乗り切ったが、これと言った成績はなく気付けば、大学4年になってしまっていました。

ですが、脱臼癖のほうは手術後、一度も外れていません。肩鎖関節脱臼のほうは、運が悪かっただけですし、癖になるような脱臼でもないようなので、仕方がありません。

カービングスキーになり、体ごと飛ばされ肩から落ちる転倒などから、物凄く肩の怪我が増えました。日本では肩の怪我を流行らせたのは、おそらく俺でしょう。

幾度の脱臼、手術、リハビリなどを経験し、最後に感じたのは初回の脱臼後の処置が不十分だったことです。脱臼とは初回の処置で、癖になってしまうかならないかが決まってしまうそうです。それを医者に言われながらも、軽く考えてしまった俺の甘さから、2年ものシーズンを無駄に過ごしてしまった。
もちろん、辛い経験から得たものも、たくさんありましたが、後悔は消えません。

今後、スキー選手に関わらず、肩の怪我をしてしまった方は、是非とも参考にして頂きたいと思います。
posted by yasu at 10:49| 新潟 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 習慣性肩脱臼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月23日

習慣性肩脱臼C

固定がとけた時の開放感は嬉しかったが、自分の意思ではまったく動かせないショックの方が大きかったのを鮮明に覚えている。

まったく上がらない、動かない、力が入らない。俺の肩かこれ・・・?

リハビリは「フィーリング・オフィス」の高見徹先生にお世話になることにした。
高見先生は全日本チームに付いていた経験もあり、他にも様々なスポーツ選手を診ているし、ヘルニアになった時にお世話になっていたので、何でも話が出来る間柄だったので。

とにかく、動かないし動かせないから、どんなリハビリになるのか見当もつかなかったが・・・
第一段階としては、俺の予想通り、無理やりでも徐々に可動域を広げていく方法だった。
第二段階では、インナーマッスルを鍛えるチューブトレーニング。
これを繰り返し、3ヶ月行って、徐々に実践的な動きの中での運動をやっていった。

ここで学んだのは「千代の富士」という力士をみなさんご存知だろう。
彼も習慣性の脱臼癖があり、とにかく肩の周りの筋力を鍛え克服し、横綱になった。

しかし、相撲とスキーでは違いがあり、スキーではいくら肩周りの筋力を付けようが、肩に力が入ってない状態でかかる外力には、その筋力も無力で簡単に外れてしまうのです。

逆に相撲のように、ずっと力を入れた状態での種目では筋力がカバーしてくれるのです。

スキーで説明すると、ゲートに当たるときは誰でも力が入るので、筋力が脱臼をカバーできますが、ストックを付く瞬間や転んで投げ飛ばされた瞬間などの一瞬力が抜けた状態では、いくら筋力を付けようがカバーしょうがないというわけです。

だから、肩の可動域を広げておけば、いつもなら外れてた範囲でも、回避できるし、関節胞の周りのインナーマッスルを鍛えることによって強い肩が作れるのです。

3ヶ月後には、ほぼ普通のトレーニングをこなせるように回復していた。

しかし、俺の肩の怪我はここで終わりではなかった・・・
posted by yasu at 14:04| 新潟 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 習慣性肩脱臼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月21日

習慣性肩脱臼B

診察の結果、肩を固定している軟骨が欠けている事とその周りの関節胞がちぎれている事により、肩が外れてしまう。
手術は、その軟骨の除去とちぎれた関節胞を骨に穴を開けて縫い合わせると説明を受けた。

手術室に入って驚いたのは、歯医者のように座って手術を行うこと!
全身麻酔で行い、麻酔に負けまいと粘ったが、最後はあっさり目が落っこちた眠い(睡眠)

無事に終わり、先生からは思ったより酷かったと言われた。どうやら骨に6箇所の穴を開けて縫い合わせてらしい。

術後は、とにかく痛かった。
手術とは脳に近いだけ痛いそうです・・・もちろん、肩はグルグル巻きで固定されているので、寝返りはうてないし、3日間くらいは大変でしたたらーっ(汗)

入院は1週間くらいの予定だったと思うが、嫌になって5日で退院したパンチ

その後は3週間の固定期間に入りました。

posted by yasu at 10:50| 新潟 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 習慣性肩脱臼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月20日

習慣性肩脱臼A

初めての脱臼の時、3週間の三角巾での固定をおろそかにした為か、その後の2年間は何度も肩を外すことになってしまった。
多い時では一年間に6回も外れたことがある(スウェーデンでは救急車まで・・・)

ここまでくると完全に癖になり、外れても自分で入れれるようになってしまった。スキーの調子も初回脱臼から落ちに落ちまくり、第一シードで滑ってもコンスタントに30番に入れないほどになってしまった。とにかくバランスが悪いのと、変な体勢でストックを突いたり、肩からゲートに当たると外れてしまう恐怖心に滑りはバラバラの状態だったバッド(下向き矢印)

そして、大学2年のジャパンシリーズの最中にレースをキャンセルし手術をしょうと決めた。

手術は横浜「港湾病院」で行った。

posted by yasu at 08:35| 新潟 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 習慣性肩脱臼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月19日

習慣性肩脱臼@

今から5年前の春、初めて肩の脱臼を経験した。
2連戦の招待選手として望んだレースで起こったのだ。

初戦に転んだ俺は、肩を強打した。
打ち身くらいだと思い、次の日のレースに臨んだ。しかし、その2本目exclamation&question
滑っていたら、何事もなく肩がダラーンと下がった・・・がく〜(落胆した顔)

何が起こったかわからない自分だったが、激しい痛みと、いつもより前方に見える力が入らない肩を見て、状況が分かった。外れてるなこれと・・・たらーっ(汗)

まるで、プラモデルの肩のパーツがバラバラに解体されたかのようなイメージは今でも忘れない。すぐにパトロールに行き入れてもらい、病院に向かった。

この時は、この怪我が俺のスキー人生を、これほど狂わせれとは思っていなかった。
posted by yasu at 10:33| 新潟 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 習慣性肩脱臼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。